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包帯の種類と特徴

伸縮包帯(しんしゅくほうたい)
伸縮包帯(しんしゅくほうたい)

伸縮包帯(しんしゅくほうたい)

[ 伸び縮みする巻くタイプ ]

外科等でよく使われる包帯です。
けがをした時に傷口にあてたガーゼ等を固定しながら包帯自体を重ねて巻きつける事で患部の周囲にクッション性を確保します。患部周辺の保護に優れています。

伸縮包帯の素材は、純綿糸を使用した物が最も吸湿性があり快適です。
また、包帯自体がふんわりと厚いタイプの方がより通気性がよく、巻いた時のクッション性もよくなります。色の白さは不自然でない物を選びましょう。
(蛍光増白剤不使用の商品)

耳付包帯(みみつきほうたい)
耳付包帯(みみつきほうたい)

耳付包帯(みみつきほうたい)

[ 伸び縮みしない巻くタイプ ]

患部の固定を主な目的として外科、整形外科、接骨院等で幅広く使われています。
上記耳付包帯と違い伸縮性がありますので、関節部分の様な動きのある部位の固定に向いています。

素材(綿糸)の品質、その後の加工で弾力包帯を患部に重ね巻きした時のすべり具合が変わります。患部の固定を目的とした包帯ですので、すべりの少ないものがよいでしょう。色の白さは不自然でない物を選びましょう。
(蛍光増白剤不使用の商品)

弾力包帯(だんりょくほうたい)
弾力包帯(だんりょくほうたい)

弾力包帯(だんりょくほうたい)

[ 伸び縮みする巻くタイプ ]

チューブ状になった包帯で、患部に被せて使うタイプですので、使用する部位によっては伸縮包帯よりも手軽に使えます。特に間接部や頭部、その他の包帯を巻くことがむずかしい部位の使用に向いています。

チューブ状の包帯のため、包帯自体が患部その周辺に当たる面積は他の包帯に比べて小さくなりますが、やはり純綿糸をベースとしたネット包帯の方が吸湿性に勝り快適です。

ネット包帯(ねっとほうたい)
ネット包帯(ねっとほうたい)

ネット包帯(ねっとほうたい)

[ 伸び縮みする被せるタイプ ]

チューブ状になった包帯で、患部に被せて使うタイプですので、使用する部位によっては伸縮包帯よりも手軽に使えます。特に間接部や頭部、その他の包帯を巻くことがむずかしい部位の使用に向いています。

チューブ状の包帯のため、包帯自体が患部その周辺に当たる面積は他の包帯に比べて小さくなりますが、やはり純綿糸をベースとしたネット包帯の方が吸湿性に勝り快適です。

蛍光増白剤(化学薬品)

蛍光増白剤(化学薬品)

化学薬品である蛍光増白剤は染料の一種で、紫外線を吸収して青色の光(蛍光)を放つ為、繊維の黄色みを打ち消し製品をより白く見せる事が出来ます。
しかし、「白く見せる」事だけを目的とした化学薬品ですので、人の健康への影響について十分な配慮がされているとは言えません。
心配されるのは皮膚刺激やアレルギー反応で、蛍光増白剤の中でもとりわけ使用される事の多いジアミノスチルベン・ジスルエン酸に到っては発ガン性さえ疑われています。

この蛍光増白剤は上記の様な健康に対する配慮から
各機関から後述の様な指導がされています。

経済産業省の指針
家庭用品には蛍光増白剤の使用を「必要最低限の使用に留めること」として乳幼児用製品については「出来る限り使用を避けること」となっています。
食品衛生法
食器、容器(紙コップ、紙皿など)への蛍光増白剤の使用を認めていません。
日本薬局方
ガーゼ、脱脂綿、生理用品への蛍光増白剤の使用を禁止しています。

川島繃帯では1994年から蛍光増白剤の使用を一切禁止し、消費者の医院様方、そして実際に着用される患者様達の安全性を第一に考えた製品造りに注力しています。